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こうすることで、問題文中の事実をいかに拾い上げて当てはめすべきかが明確に分かり、高得点を安定して取れます。5受験対策②私が使用した本水町先生の「労働法」と辰已の「1冊だけで労働法」は、疑問点が出てきた時の参照対象として使ったりしていました。水町先生の「事例演習労働法」も少し使っていました。百選だけでなく、大内先生の「最新重要判例200」も使っていました。百選掲載判例はもちろん大事ですが、そうでない裁判例で大事なものもあるので、それは大内先生の本で参照したりしていました。6受験対策③辰已講座の利用方法とその成果全国公開論文模試を受けましたが、その時に労働法で配転が出て、本試験でも配転が出ました。模試で書いた配転の答案に対する添削を受けて、本番ではさらに良い答案を書くことができました。7これから受験する人へのアドバイス選択科目は本試験の1番最初の科目なので、ここで手応えを感じられるとその後もスムーズに行きやすいです。ご自身の知的好奇心だけでなく、試験対策がやりやすいかという観点も同等かそれ以上に重視して選択科目を選ばれると良いかと思います。選択科目は、基本7法と違い、勉強の素材や勉強の方法の選択の時点で差がついてしまいやすい科目だと思います。労働法は、勉強の素材や勉強の方法といったノウハウの蓄積があるので、オススメです。頑張れば頑張った分だけ点が取れるという性質も、受験生にとってはモチベーションになり良いと思います。労働法を選ばれた方は、判例の規範だけでなく、考慮要素・当てはめの流れまでしっかり頭に入れましょう。当てはめの流れまで頭に入れることはあまり他科目ではないかもしれませんが、自分なりの言葉で判例の当てはめの流れを少し抽象化した形で覚えておけば十分です。最後まで読んでくださりありがとうございました。皆様が予備試験・司法試験に合格されることを心より祈っております。'22年司法試験合格体験記辰已法律研究所受講歴【2022年対策】・全国公開模試【2020〜2021年対策】・予備試験論文公開模試※この原稿は2022年10月30日までに寄稿いただいたものです。